2011年11月27日日曜日

54の5:ゴアレーベン阻止闘争本番:長い夜の始まり:警察官も暴走

11月26日の写真はシュピーゲル誌の写真:
 http://www.spiegel.de/fotostrecke/fotostrecke-75577.html
ハンブルグ・アーベントブラット紙の写真:
http://www.abendblatt.de/politik/deutschland/article2106949/Polizeieinsatz-mit-Gummiknueppel-und-Tritten-gegen-Fotografen.html
などで多く見られえますが、良くないのはセンセーショナルな写真を選び、平穏な大集会の写真がほぼないことです。しかし事の半面の遊撃戦の様子はわかります。

(8)長い夜の始まり

さて、上記の写真とは別に、これからの主戦場はここです。大集会のあと、あるいは並行して ハーリンゲンという場所の鉄道線路が、昨年と同様に警察官の警戒罔を抜ける戦術で占拠されています。今年は昨年より人数も多く、日没後には2000人以上になっています。
Harlingen Reuters
 現場からのテレビのニュースの中継でも、占拠者たちは全く平和的で徹底的な非暴力抵抗運動を貫く訓練をしているひとびとのグループです。抵抗運動の本体といえます。装備も整え、農民からの援助で食料も豊富で歌を唱ったりして良い雰囲気です。
Harlingen Reuters

輸送列車はここから約50キロメートルほどの地点にまで迫っています。
暗闇のなかでこの人数を一人づつごぼう抜きするのは余りにも危険で、警察が夜の間は排除するのはほぼ不可能です。おそらく明け方を待ち、ごぼう抜きにとりかかるでしょう。長い夜の始まりです。明日は嵐になるとの天気予報ですが、赤松の森の中ですので風はあまり強くないでしょう。

(9)警察官も暴走
カメラマンを警棒で暴行する警察官 dapd

さて、昨年とは違い、警察官が暴走し報道関係者に暴力を振るっている報道が多くあります。まずはレポーターのヘルメットやガスマスクを没収したり、ついにはカメラマンに警棒で暴行を加える常軌を逸した行動が報じられており、「ドイツジャーナリスト協会DJV」の議長が次のような異例の抗議声明を出しています。

「警察官がアクレジ(信用状)をもつジャーナリストを保護するのではなく、彼らの防御衣服(手袋)や呼吸と頭部保護器(ガスマスクとヘルメット)を押収することによって彼らの健康を脅かすことは、全く受け入れることはできない。ジャーナリストはこのような状態の中では、医療や消防関係者、あるいは他の職業による理由でそこにいなければならないひとびとと同様の保護が要請されている」 
"Es ist völlig unverständlich und nicht hinnehmbar, wenn die Polizei von akkreditierten Journalisten Schutzbekleidung, Atem- oder Kopfschutz konfisziert und damit deren Gesundheit gefährdet anstatt sie zu schützen. Journalisten verdienen in einer solchen Situation die gleichberechtigte Schutzbedürftigkeit wie Sanitäter, Feuerwehrleute oder alle anderen Personen, die aus beruflichen Gründen vor Ort sein müssen."

この証拠写真は明日の新聞で報道されるでしょう。

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